組織設定CSVファイル変換:部署名カスタマイズの設定例
本記事では、人事データCSVファイルを変換して組織を一括設定する際に、モチベーションクラウドに表示する部署名をカスタマイズできる機能の詳細と、設定例を説明します。
部署名カスタマイズとは
人事データCSVファイルを変換して組織情報を登録すると、通常は人事システムに登録されている部署名が、そのままモチベーションクラウドの部署名として登録されます。
人事システムの部署名を変更せず、モチベーションクラウド上の表示だけを変更したい場合は、モチベーションクラウドに表示する部署名の表記ルールを設定できます。
例えば、人事システムでは「営業部」と登録されている部署を、
モチベーションクラウドでは部署の階層がわかるように「営業部(部)」と表示できます。
表記ルールは複数設定できます。(最大10個まで)
各ルールでは、以下の3つを組み合わせて部署名の表示方法を指定します。
- ルールを適用する範囲:ルールを適用する部署や組織階層
- 部署名に追加する情報:表示したい文字列
- 表記形式:配置を前か後ろか、括弧やスペースの指定
表 ❘ 設定できる表示ルール
| 項目 | ルールの適用範囲 |
| ルールの適用範囲 | 部署 ・すべての部署 ・特定の部署の配下 ・名称が重複している部署 |
| 組織階層 ・すべての組織階層 ・特定の組織階層 | |
| 部署名に追加で入れる情報 | ・親部署名 ・組織階層名 ・特定の文字列 |
| 表記形式 | ・配置位置(前または後) ・区切り文字(括弧やスペースなど) |
また、部署名に追加したルールの表記の一部を、別の文字列に置き換えることもできます。
ここで設定した置換ルールは、元の部署名には影響しません。
表示ルールによって追加された情報に対してのみ適用されます。
例:部署名の前に「親部署」を追加している場合
・置換前:「本社」
・置換後:「東京本社」
この場合、表示名は「[東京本社]営業本部」となります。
1つの部署が複数のルールの適用範囲に該当する場合、登録した順にすべてのルールが適用されます。 この場合、対象となっている範囲に対して、ルール1から順番に適用されます。意図しない表記にならないよう、複数のルールを組み合わせる場合は、プレビュー機能で反映後の表示例を確認しながら設定をしてください。 |
ルールの組み合わせ方(ユースケース)
ケース1:全部署に親部署名を表示する
複数の本部や事業部の配下に同じ部署名がある場合、部署名だけでは、どの組織に所属する部署なのか判別しにくいことがあります。この場合は、部署名の前または後ろに親部署名や組織階層名を表示すると、所属先を区別しやすくなります。
以下は、部署名の前に「親部署名」を表示する場合の設定例です。
表 ❘ 部署名の変換例
| 組織階層 | 親部署 | 部署名(変換前) | 部署名(変換後) |
| 本部 | ー | 営業本部 | 営業本部 |
| 本部 | ー | 開発本部 | 開発本部 |
| 部 | 営業本部 | 営業 | [営業本部]営業 |
| 部 | 営業本部 | 営業企画 | [営業本部]営業企画 |
| 部 | 開発本部 | システム開発 | [開発本部]システム開発 |
| チーム | 営業 | Aチーム | [営業]Aチーム |
| チーム | 営業 | Bチーム | [営業]Bチーム |
| チーム | システム開発 | Aチーム | [システム開発]Aチーム |
| チーム | システム開発 | Bチーム | [システム開発]Bチーム |
指定方法
- ルールの適用範囲:「すべての部署」、「すべての組織階層」
- 部署名に追加で入れる情報:「親部署名」、「一階層上のみ」
- 表記形式:「前に表示」、「角かっこ」
ケース2:特定の組織階層に対してのみ親部署名を表示する
例えば、「本部」や「部」の階層では部署名だけで区別できる一方、「チーム」の階層では同じ部署名が複数存在し、判別しにくい場合があります。このような場合は、「チーム」の階層にだけ親部署名を追加して表示することで、どの部署に属するチームかを区別しやすくできます。
以下は、組織階層「チーム」にある部署名の後ろに「親部署名」を表示する場合の設定例です。
表 ❘ 部署名の変換例
| 組織階層 | 親部署 | 部署名(変換前) | 部署名(変換後) |
| 本部 | ー | 営業本部 | 営業本部 |
| 本部 | ー | 開発本部 | 開発本部 |
| 部 | 営業本部 | 営業 | 営業 |
| 部 | 営業本部 | 営業企画 | 営業企画 |
| 部 | 開発本部 | システム開発 | システム開発 |
| チーム | 営業 | Aチーム | Aチーム(営業) |
| チーム | 営業 | Bチーム | Bチーム(営業) |
| チーム | 営業 | その他 | その他(営業) |
| チーム | システム開発 | Aチーム | Aチーム(システム開発) |
| チーム | システム開発 | Bチーム | Bチーム(システム開発) |
| チーム | システム開発 | その他 | その他(システム開発) |
指定方法
- ルールの適用範囲:「すべての部署」、「特定の組織階層」
- 部署名に追加で入れる情報:「親部署名」
- 表記形式:「後に表示」、「丸かっこ」
ケース3:重複している部署名だけに組織階層名や親部署名を表示する
同じ組織階層内で同じ部署名が使われている場合は、そのままでは登録できないため、親部署名などを追加して必ず区別してください。(例1)
異なる組織階層で同じ部署名が使われている場合、登録はできます。ただし、どの部署かを判別しにくいため、親部署名や組織階層名を追加することをおすすめします。(例2)
例1:同じ組織階層で同じ部署名「営業チーム」が使われている場合
表 ❘ 部署名の変換例
| 組織階層 | 親部署名 | 部署名(変換前) | 部署名(変換後) |
| 事業部 | ー | 法人事業部 | 法人事業部 |
| 部 | 事業部 | 第一営業部 | 第一営業部 |
| 部 | 事業部 | 第二営業部 | 第二営業部 |
| チーム | 部 | 営業チーム | 営業チーム(第一営業部) |
| チーム | 部 | 営業チーム | 営業チーム(第二営業部) |
例2:異なる組織階層で同じ部署名「その他」が使われている場合
表 ❘ 部署名の変換例
| 組織階層 | 親部署名 | 部署名(変換前) | 部署名(変換後) |
| 本部 | ー | 営業本部 | 営業本部 |
| 本部 | ー | 管理本部 | 管理本部 |
| 本部 | ー | その他 | その他(本部) |
| 部 | 本部 | 営業部 | 営業部 |
| 部 | 本部 | 経理部 | 経理部 |
| 部 | 本部 | 人事部 | 人事部 |
| 部 | 本部 | その他 | その他(部) |
指定方法
- ルールの適用範囲:「名称が重複している部署」
- 部署名に追加で入れる情報:「組織階層名」
- 表記形式:「後に表示」、「丸かっこ」
ケース4:会社名と組織階層名の両方を表示する(複数ルールを指定)
複数ルールを適用したい場合の設定例です。
複数のルールを登録すると、登録した順にルールが適用されます。
以下は、グループ会社ごとに同じ部署名を使用している場合、会社名と組織階層もあわせて表示したい場合の設定例です。
表 ❘ 部署名の変換例
| 所属 | 組織階層 | 部署名(変換前) | 部署名(変換後) |
| A社 | 本部 | 営業 | [A社]営業(本部) |
| A社 | 本部 | 開発 | [A社]開発(本部) |
| B社 | 本部 | 営業 | [B社]営業(本部) |
| B社 | 本部 | 開発 | [B社]開発(本部) |
指定方法
ルール1:会社名を前に表示する
- ルールの適用範囲:対象とする部署と組織階層を選択
- 部署名に追加で入れる情報:「親部署名」「一階層上のみ」
- 表記形式:「前に表示」、「角かっこ」
ルール2:組織階層名を後ろに表示する
- ルールの適用範囲:対象とする部署と組織階層を選択
- 部署名に追加で入れる情報:組織階層名
- 表記形式:「後に表示」、「丸かっこ」
※複数のルールを組み合わせる場合は、意図しない表記にならないよう、プレビュー機能で反映後の表示例を確認しながら設定をしてください
ケース5:人事データにない共通の文字を追加する
親部署名や組織階層名ではなく、任意の文字を部署名に追加したい場合は、「特定の文字列」を指定できます。
例えば、特定の組織配下をモチベーションクラウド上で区別するために、共通の文字を追加できます。
表 ❘ 部署名の変換例
| 部署名(変換前) | 部署名(変換後) |
| 営業部 | 営業部(海外) |
| 管理部 | 管理部(海外) |
| 開発部 | 開発部(海外) |
指定方法
- ルールの適用範囲:「特定の部署の配下」
- 部署名に追加で入れる情報:「特定の文字列」
- 追加する文字列:「海外」
- 表記形式:配置を「後に表示」、区切り文字を「丸かっこ」